育休明け初日。あきらめなきゃならないことを知る
今日は職場復帰の日。出産から今まで、怒涛のように過ぎていった毎日を思い返すと、無事に出社できるようになって本当に感謝。保育園も入園することができたし、ぎりぎりだけど急げば定時に間に合う電車に乗れるし。そして慣らし保育で息子はがんばってくれて、8時から18時っていう結構長い時間預けるところからスタートできたし。
赤ちゃんはとてもかわいいけど、休みをくれない。想像以上に忙しかった。
最初は寝る間がほしくて、少しでも睡眠がほしくて、9ヶ月くらいからは、今度は自分の時間がほしかった。読書の時間とか、勉強の時間とか。そうこうしているうちに手帳に書いてある「復職の日!」が迫ってきて、あっという間に今になった。
しばらくは短時間勤務を利用した6時間勤務。本当はもっと働きたいんだけど、現実的に無理なことは育児休暇中に思い知らされた。赤ちゃんの食事、おふろ、ねんねで過ぎていく時間。
そしてそれはかなりハードに守らなければいけないタイムスケジュールが組まれていて、そしてすべてが思い通りにいくわけじゃないのであった。
しかも噂によると、赤ちゃんは保育園でとにかく病気をもらうらしい。そこでベビーシッターや病児保育を利用するというのもあるけど、それだけじゃ対応しきれないこともある。感染症とかね。
それで「責任ある仕事をやりたい!」と希望ばかりいうのもはばかられ、やりたい気持ちはあっても、果たしてそれで安請け合いをして、責任とれなかったらどうするんだろうとか。
まぁとにかくいろいろ考えて復帰初日を迎えたのです。ちなみに育児休暇中はほとんど会社とコンタクトとってなくて、
仲の良いほかの部署の子とちょくちょくあってたくらい。赤ちゃん見せに行くなんてもちろんしなかった。
そして出勤初日・・・・・産休入るときに配ったお菓子とは違うお菓子をたくさん抱えて出勤。
なんだか1年ぶりにみたみんなは別人のようで・・産休中に入社した後任の仕事している人は、すごくなじんでいて・・・
ヤフー知恵袋や小町で予習しておいてよかった!
経済紙で「マミートラック」について読んでおいてよかった!
そう、与えられる仕事はやっぱり庶務的な。事務的な内容になっちゃった!うんうん、本当予習しておいてよかった。
ここでさ、「育休明けも絶対同じポジションでがんばるぞ」とか「配置転換は絶対ゆるさん!」みたいな意気込みをもって復帰に臨むと、一気に疲れちゃうから、覚悟しておいてよかった。
はっきり言われるとやっぱつらいんだね。
いわゆる「後輩社員がかつての自分のポジションばりばり」「責任ある仕事は任せられない」「みんながやたら気を使ってくれる」うんうん、育休明けの3種の神器、全部いただいちゃいましたー!
気を使ってくれるはとてもありがたいけど、仕事大好きだった人が静かにあきらめるって結構つらいものがあるし、
まぁでもここで愚痴いってもさ、1年もお休みいただいちゃったんだもの。そこは謙虚になるしかないよね。
本当はさ、いやだけども。ここでまたひとつ大人にならなくちゃとは思うのです。
だってさ、「仕事も子供も家族もぜーんぶ手に入れます!」ってさ、やっぱすごく贅沢なわけで。周りがみんなそうだったらいいけど、そうじゃない人ももちろんいるわけで。
であれば自分の自己実現というのは、自分の力でこつこつ成し遂げなきゃならないわけで。
ということで、私は本当絶望しそうな心を「待てば海路の日和あり」とつぶやきながら初日を終えたのでした。
ただ上司も先輩もとても親切に、そして気を使ってくださったのでありがたいなぁと思います。
そしてだからこそ、ここで自分のやりたいことを押し通すのではなく、やれることを見つけて貢献するべきと心の転換を行ったわけです。
それと、産休入る前の上司の言葉を思い出しながら。
私が「できるだけ早く復帰して、同じように働けるようにしたいし、がんばりたいです!」
といったときに言われた言葉。
「長い人生の中のたった2,3年さ、思ってた仕事しなくたってあとでいくらでも仕事できるよ。仕事は一生できるけど、子育ては一瞬なんだから」と言われて、そのときはまだ子も産まれていなくて、いやいや私はやってやる!と思ってたけど、でも生まれたらいろんな思いがあふれてきて、なんて今まで自分は自分のことしか考えてこなかったんだろうとか思えて。
やっぱりできることは少ないけど、できること・与えられたことを粛々とやるフェーズだと思ってとにかくやるしかないと今はそうやって心を整えよう。
それにしてもあんなにあった私の仕事、そしてメインでやっていた仕事、それが全然なくって1日どうやって過ごせばいいのか。。。。
ばたつく育児休暇後の復職
メディアで少子化が叫ばれ、急にキャリア女性が「子供、産んでもいいんだ」と思ったからでしょうか。
2015年―2016年は30代の女性の出産が目立った気がする。
自分のまわりでも、出産をする友人が次々と。。前よりは「子供を持つ」ということに本人の抵抗感も、そして周りの厳しさも薄れてきているのではと思う。。
そうは言っても職場によっては「復帰しやすい」「復帰しにくい」があるはずで、私の場合は会社に育児休暇明けて働いている先輩がいない状況!!なのでNO情報!やばいくらいに孤独な育休でした!!!!!
そのためネットや友人の話を聞いて一喜一憂する毎日。
なるほど会社によっては育児休暇が明ける1ヶ月前くらいに「人事と上司との面談」「上司のみの面談」があったり、もしくは「面談なし」という感じらしいですね。
そして私はというと。。噂の「復帰面談」が行われないまま、いきなりの復職になるとのこと。
これについては全く文句を言うつもりはないけど、やっぱ面談があるほうがメンタル的には安心ですよね。
確認したかったぁあああいろんな状況を知りたかったぁあああ、でもきけなかったぁああ
だから面談があった場合は、「確認したいこと」を思う存分確認しよう!うらやましいZ!
ポジティブに考えれば、「もしかして復帰前と何も変わらないよ」ってメッセージなのかな?そうなのかな?と考えて心を整えて初日を待ちました。
5000人規模の大企業だと、なんと育児休暇中に「先輩ママの育休ケアランチ」とかがあるときいて本当に心からうらやましかった・・・・。内容は、すでに復帰したママたちと、育児休暇中のママが集まって不安を相談するランチ会という。そして、人事が作成した面談(働き方の再確認など)を行い、それによって上司と摺合せ、復帰という流れが!!こんな企業が日本にあるとは!!
でもそんな時間と手間と経験則と余裕があるのは一部の企業だけ!
心を強く・・・明日は出勤初日。